アレルギーフリーの"藍染バッグ”
究極の拘り
新着
【2021年度 八潮ブランド再認】
2020年に続き、2021年度も
八潮ブランドとして認定されました。
今後とも宜しくお願い致します。
残数僅かですので
お電話にてお問い合わせください。
048(996)4447
【完売御礼】
お陰様で在庫も完売致しました。
ありがとうございます。
初回生産から早10年
すべてのコストを据え置きしてまいりましたが、
栃木レザー、オリジナル金具
が高騰しており、次回生産分よりマイナーチェンジと
価格の変更を致します。
生産直売の利点を生かし、
お客様にとって喜ばれる製品作りを心掛ける所存ですので、
どうかご期待ください。
【2020年2月6日】
『倭yamatoキャリングトート』が、
令和元年度八潮市認定ブランド品に選ばれました。
【2019年8月10日】
藍染キャリングトートバッグ追加生産分残2個となりました。
※2月6日SOLDOUTしました。
おかげ様で好評いただき、今回も在庫2点限りとなりました。次回生産分より、製品仕様を変更する予定です。
この機会に是非お求めください。
Jcraftsman.Co.,Ltd
2020年(令和元年)八潮ブランド認定品
ここにサブキャッチなどを追加
八潮ブランド認定式
各商品に詳細と説明を追加します。
アレルギーフリーのBAG作りを目指して
~国産藍への拘り~
藍染のルーツは紀元前3000年と言われています。
日本には、奈良時代の前期に伝わり、貴族の文化として定着しました。
戦国時代には、薬効が認められ広く普及しました。
薬効は、防臭・防虫のほかに、止血作用もあったと言われ、
(現代では、抗HIVの研究もされておりまだまだ未解明の部分の多い植物なのです。)
戦国時代では野戦用の戦闘服としても活用されていたそうです。
その効果も含め藍色は戦いの縁起良いものとされ、いずれ「勝色」と呼ばれます。
現在のサッカー日本代表が採用しているユニフォームのカラーはここから来てます。
江戸時代には庶民へも普及しており、歌川広重作の「東海道五十三次」
に描かれている人物の着物を調べたところ、当時の着物の約60%が藍染だったそうです。
このように、長い間我々日本人に愛され親しんできた藍染ですが、
第二次世界大戦時に、政府の方針により生産が激減してしまいました。
当時は、衣料の染色という着飾るものよりも、食料の確保が優先された為に、
藍染栽培は禁止され、いもなどの食料へ耕作変えしていきました。
その中、徳島県の藍師「田中平助」さんが戦時中 山中で密かに藍を栽培し続けてました。
藍は一年草なので、耕作を一度やめてしまうと育てることが非常に難しい植物ですが、
このおかげで戦後に復旧することが出来、現在に至ってます。
しかし、日本中では栽培が激減してしまった為に、国産藍の生産量は大幅に減ってしまいました。
現在、徳島県が国産藍では生産量が日本最大ですが、最盛期の20%程度と言われています。
弊社の藍染はこの田中さんが育ててきたタデ藍「白花小上粉(しろばなこじょうこ)」
を使用しています。
「本灰汁建て」と「本藍染」の違い
藍染の製法には大きく分けて2種類あります。
Gパンなど一般的な洋服などは「化学媒染」といいまして、
重クロム酸カリウムという劇薬で染めています。
いわゆる「合成藍」です。
また、「本藍染」と表記した商品を見ますが、一般的には「科学建て」です。
「化学建て」とは、苛性ソーダ、石灰、ハイドロサルファイト、
亜鉛末、ブドウ糖、水飴などの還元剤を使った建て方です。
では、「本灰汁建て」とは。
弊社が採用している「本灰汁建て藍染」は、
阿波藍のすくもに日本酒と灰汁で発酵させる古来からの製法です。
両者の特徴は、「化学建て」は色落ちも激しく、色合いも濃く、
伝統的な「本建て」と比べて青みがありません。
一方「本灰汁建て」は色移りもなく、臭いも少ないです。
(色移りしてもすぐに取れ、化学建ては臭いが強いことが特徴と言われてます)
阿波藍その製法
藍の「すくも」ができるまでの工程は非常に時間と労力が掛かり、すくもを作る「藍師」は徳島県で現在5人しかいません。
生産量の減少により、原価高騰が著しい為に、現代の本灰汁建て藍染は高級品になりました。
時間と労力、更には製造原価の掛かる古来の製法に拘り続ける数少ない「本灰汁建て製法」の工場様です。
弊社とは同じ市内で、奇跡的な出会いであると感じております。
八潮市一帯は江戸時代から染色業が盛んな地域でしたが、環境問題による移転や廃業。また、安い労働力を求めた海外シフトが続き、染色業者が激減しました。しかし、蛙印染色工業様は、環境によい製法と、伝統技術の継承をされてきたために現存しております。
全国的にもこれだけの藍瓶を持つ工房は少なくなったようです。
浴衣地への絵付け
蛙印染色工業様は、江戸時代から続く老舗浴衣店へ浴衣地を染色供給しています。
近年は中国産プリントの普及で染色量は激減しており、着物や手ぬぐいなど工芸品の染色をされています。
着物は一竿数百万する高級品になります。
藍の神様
工房には、藍の神様が祀られており神聖さを感じます。
埼玉県指定彩の国工場
埼玉県指定の「彩の国工場」にもならており、年に数回の体験見学会も実施されてます。
「革」への拘り
倭yamatoシリーズは革へも拘りました。
アレルギーフリーを目指す為には、革の鞣し、染色も古来の製法に頼らざるえません。
革の鞣しも大きく分けて2種類の製法があります。
「合成鞣し」と「植物鞣し」です。
一般的には、植物由来成分である「タンニン」と、塩基性硫酸「クロム」です。
※クロム鞣しに使用される “クロム”とは〝塩基性硫酸クロム塩(3価クロム)”の事でして、
これは酸化すると、6価クロムという公害物質に変化します。詳しくは、「革の基礎知識」をご覧ください。
やはり藍染同様に、製造原価を抑える事が大きな目的で安価な化学薬品を用いた製法が主流です。
さて、植物由来であるタンニンとは、一般的にいう「柿渋」です。
弊社が採用している「栃木レザー社」様は、ミモザという木から採取したタンニンを使用してます。
栃木レザー社様については昨今の人気もありあえてここでは説明を割愛させて頂きますが、
世界にも例を見ない植物鞣しに拘った本格かつ大規模な工場です。
一時はとても高価な革の為に、取り扱う業者が限られてしまい、破綻した経緯もありますが、
行政はじめ大勢の方々の努力で再生した経緯もあります。
それほど貴重で、希少な革であると言えます。
国内最大のピット漕
植物タンニン鞣しをするにあたり、クローム鞣しと大きく違うのは、設備にも関係があります。植物タンニン鞣しは皮への含浸に時間が掛かるので、ピット漕という大きな水槽が必要になります。
全国に多々ある製革所でも、このピット漕を持っている工場は非常に稀なのですが、栃木レザー社はこのピット漕を80漕以上保有しています。
各層の植物タンニン液の濃度はそれぞれ違っており、革を毎日のように漕を移動させることで、徐々にタンニン液を含浸させています。1週間から長い物で20日程掛けます。
それに反し、クローム鞣しの場合は数時間で鞣しが完了します。
国内革鞣しのトップブランド
近年では製品よりも「栃木レザー」の名前が独り歩きするほど認知度も上がり、大勢の方々から支持される世界ブランドへと成長しました。
働くスタッフも世代交代が進み、かなり若返って、活気のある職場へと変貌を遂げました。
信頼の証である「レッドタグ」→
自然な味わい
植物鞣しの最大の魅力は、
「使うほどに味がでる風合い」でなはいでしょうか。
太陽などの紫外線に触れることや、手脂などによる経年変化が楽しめます。
その他の拘り
金具、ファスナー、裏地、そして内装や機能にも拘りました。
独鈷杵型引手
ファスナーの引手には、デザインから彫刻まで完全オリジナルの密教法具の「独鈷杵」モチーフの引手を作りました。
独鈷杵には、鬼目(きもく)という目があり、魔除けの役目があるそうです。
アイレットホック
バッグ本体の横ポケットには、ロゴ入りのアイレットホックを使用。
取り外しできるキーホルダーになってます。
通常のホックに比べて、大きめで手袋などをしていても止めやすくなっています。
最高級ファスナー
本体入口はじめ、サイドポケットなどの表面に使用しているファスナーは、YKK社製の最高級品の「エクセラ」を使用してます。
通常のファスナーに比べて、メッキの厚さやチェーンの形状が違うために、スムースな開閉が実現し、開閉時の音でさえ魅力的です。
内装への拘り
裏地はオーガニックコットンの11号帆布。
ポケットは、大容量ファスナーポケットに、携帯、スマホ、ペン、名刺入れやパスケースが小分け出来る仕切りポケットを採用。
写真は、B5ノートPCケース、一眼レフカメラ、カラーのファッション雑誌、コード類収納のミニコンテナケース2個を収納したシーンです。
ロゴマークの拘り
内装に装着した革製ロゴマークは、贅沢に栃木レザー製ヌメ革に、レーザーで刻印しました。
また、シリアルナンバーも付け、縫製上の不良には永久保証させて頂いております。
(※経年劣化による故障は修理対象外です)
ハンドルへの拘り
ハンドルはメッシュ編みで作りました。
1本のハンドルを作るのに使用する革の量は小さなハンドバッグ1本分に相当するほど贅沢に栃木レザーのヌメを使用してます。
さらに、このメッシュを編めるのは現在日本に一人しかおらず、一日2~3本しか編めません。
メッシュなので、持った時に手によく馴染み、スムースに湾曲します。
製品スペック
製品番号:JYB-001
販売価格:原材料高騰に伴い現在修正中です。
カラー:藍紺
サイズ:W44cm × H32cm ×D15cm
重さ:1,200g
メッシュハンドル部分:32cm
ショルダーベルト:108cm(金具含む最長時)/94cm(最短時)
素材:綿100%(8号帆布/本灰汁建て藍染)、100%植物鞣しヌメ革(フルタンニン)
裏地:綿100%
ポケット:正面ファスナーポケット(間口34cm×深さ22cm)
サイドファスナーポケット(間口20cm×深さ16cm)×2個
内装ファスナーポケット(間口27cm×深さ24cm)
内装ポケット(背側)使用/オープン仕切りポケット(大1、小3、ペン差し2)
原産国:日本製
有限会社ジェイクラフトマン
ハンドバッグ企画製造ならお任せ下さい。
有限会社ジェイクラフトマン
〒340-0802
埼玉県八潮市鶴ケ曽根1490-5 藤波ビル1F
電話:048(996)4447
FAX:048(996)4652
email:info@jcraftsman.co.jp
・電車でお越しの場合
つくばエキスプレス 秋葉原駅から17分
八潮駅下車 北口よりタクシー、バスご利用
タクシー約10分
・東京方面からお車の場合
首都高速三郷線 八潮南出口より約15分
代表プロフィール
代表取締役 中村忠裕 プロフィール
東京都葛飾区生まれ
㈱スリップノット、㈱ホワイを経て、
1994年 有限会社ジェイクラフトマン設立。
大手ハンドバッグブランドのOEM、
国内ブランドのコレクションサンプルなどの製作に携わり、現在に至る。
【会社概要】
1994年創業
資本金300万円
従業員1名(2017年2月)
【経営理念】
「日本の心でモノつくり」
お客様の期待以上の応えを出す企業を目指しております。
八潮市優良技術者・技能者 表彰
「平成25年度八潮市優良技術者及び技能者」を受賞頂きました。
アレルギーフリーに拘る理由
喘息、アトピー性皮膚炎を真剣に考えたら・・・。
開発への思い
化学物質過敏症の氾濫する社会で
現代社会にはいつでもどこでも手軽に買い物が出来、
消費者ニーズに応えた商品が氾濫してます。
しかし、消費者ニーズを満たす裏では、コスト削減という熾烈な企業努力が存在してます。
時には、安全性よりもコストを優先させる場合もあるのではないでしょうか。
食品はじめ、化粧品、薬品など直接皮膚などに接する製品だけではなく、
衣類も肌に触れる点では安全性が必要であると弊社は考えております。
そのような観点から、少しでも環境リスクの低い製品を開発したい思いから生まれたのが
「倭yamato」シリーズです。
環境問題だけではなく、素材の持つ風合いや、
経年変化をお楽しみいただけるように十分配慮しました。
また、流通コストを一切省くことで低価格でのご提供が適いました。
素材や製法の特殊性から大量生産できませんが、
今後も皆さまに喜ばれる商品を随時リリースしていきたいと思います。
© 2017